カタログスペック
河川や港湾に潜むランカーを仕留めるために開発されたロングテクニカルスピン
高バランス化と軽量化により、ナチュラルなアクションからトリッキーなトゥイッチまで自由自在に演出。ややスロー寄りなレギュラーテーパーのブランクスは、魚の動きにどこまでも追従してバラシを軽減します。
全長(m): 2.51
継数(本): 2
仕舞寸法(cm): 130.0
自重(g): 117g
先径(mm): 1.7mm
適合ルアーウェイト(g): 5~15
適合ラインナイロン(lb): 5~12
適合ラインPE(号): MAX1.2
グリップ長(mm): 305
テーパー: R
カーボン含有率(%): 99.8
購入の目的
今まで主力として使ってきた2751Rとの入れ替え。
シーバス、クロダイ、ウィードエリアでのメバル用に。
一言でいうと…
ミドルクラスプラッギングスペシャル
的な感じ。
2751Rの代替となりえるのか。
答えは否
一振りでわかるくらい全くの別物である。
いい意味でだるい感じだった2751Rと比べて2831Rはかなりシャキッとした感じ。
かと言って曲がらないっていうんじゃなくしっかり曲がってくれる。張りがあるというか復元力が高いっていうのかな。
感覚としては、パワー表記1.5〜1.8という感じ。
スパイラルXコアかね。
ベントカーブの比較
2831R-2
30g
50g
100g
150g
2751R-2
30g
50g
100g
150g
2751の方が大きく曲がってるのがわかる。
どっちもきれいなレギュラーアクションだけど2751のほうが2831と比べて微妙にティップよりのところからカーブしているように見える。
使用感の違いはこういうとこにもあるのかも。
とはいえ長さが違う上に使用した期間も2751のほうが圧倒的に多いので細かい比較はできないのよね( ´З`)
2831R-2の使用感
キャストウエイトに関してはかなり無理が効く印象。
カタログでは5〜15gという事になってるけど、実際使用してみると30gくらいは楽勝で振り抜ける。
逆に軽い方の5gが快適かと言うと微妙な印象。
実用範囲でいうなら5〜40gといったところかな。
快適なのは空気抵抗にもよるけど、7〜30g程度。
青物用ペンシルのバネット160F(フック抜きで43g)でも振り切ることは可能でした。
おすすめはしませんが( ´З`)
しっかり重さ乗せるとしっかり曲がるし張りがあるのでティップの復元力も高くルアーがすっ飛んで行く。
めちゃくちゃ気持ちがいい。
軽いし適度な張りがあってルアーのアクションも付けやすい。
ただ、デメリットと言うかなんというか、今回からカーボンモノコックが採用されてるのでリアグリップが軽く若干の先おもり感はあるかなという感じ。
プラッギングの場合、ロッドを並行から下げ気味で使う釣りが多いのでそこまで気になりませんが。
何より自分的には見た目が嫌い(笑)
魚種ごとの使用感
シーバス・クロダイ
主に普段使用している場所は、小規模な磯、ゴロタ磯、港湾、シャロー帯のウェーディングという感じ。
こういう場所での使用感に関しては文句なし。
むしろ最高にドンピシャだと思う。
使用するルアーは10〜28g程度のミノーやトップウォーターがメイン。
どっちかといえばミノーとかバイブレーションの方がマッチしているかなという印象。
トップも悪くないんだけど、小さすぎるサイズのペンシルやポッパーは若干使いづらく感じるかも。
10センチ以上のペンシルなんかはグッド。
ランカーサイズのシーバスやクロダイでも強引に寄せてこれるパワーは十分にあります。
ただ、短いのもあって足場の高い場所や極端な時化状態の磯では若干パワー不足に感じる場面もありますね。
その場合は、2833や2832にするか素直にシーバスロッドのほうがおすすめですね。
というか、その方が安全なのでそっちをおすすめします。
メバル
正直ベストな選択とは言い難いけど、場合によっては2831Rがいい場合もあるという感じ。
ごく普通のメバリングなら要らないかな( ´З`)
自分の場合は、
こういう、ウイードマットのエリアがメインエリアなので通常のメバルロッドでは刃が立たず、掛けたら即浮かせて水上スキーまで持っていけるくらいのパワーのあるロッドじゃないと厳しいことが多々あるのでそういい場合であればベストな選択になりえるという感じ。
ただ、7g以下のルアーになってくるとあまり操作感が良いとは言えないので、ある程度重さのあるプラグやフロートに限定されてくるかな。
また、張りがあるので繊細な啄みやぶつかってくるようなバイトだと弾きやすいですな。
ということで、普通のメバリングなら2751FF、2650FF、2701FF、2750FFあたりの方がおすすめかな。
ヘビーカバーや磯の大物狙いであれば2831R。
青物・ライトショアジギング
といってもそこまでやり込んでる釣りでは無いので有りという意味で。
30g以下のミノーやシンキングペンシル。
40g以下のメタルジグ。
このあたりがベストマッチしてくるかなと。
あまり大きなサイズの青物は釣ってないのでどの程度のサイズまで行けるかは未知数ではありますが、2〜3kg程度のブリッ子であれば問題なくランディングできました。
なんせ、飛ばすのが気持ちいいロッドなのでこの手の釣りは楽しい。
ガイドがデカくラインの抜けが良いので下手な9フィートクラスのロッドより全然飛びます。
ロックフィッシュ
これは一応やってみたんだけども、テキサスなんかのボトム転がすような釣りにはまったくもって無理無理カタツムリな感じ。
好みの問題もあるんだと思うんだけど、1番のレギュラーアクションだとどうしてもベリーあたりから入ってしまって操作感が良いとはとてもじゃないけど言えない。
ジグヘッドなんかのスイミングなんかは全然有り。
というか、ベスト。
なので、このロッド1本でロックフィッシュってのは厳しいかなと思います。
2831Rの悪いところも紹介
あんまりいいとこばかり書いててもあれなので。
2831Rの悪いとこというか、ワールドシャウラがというか、シマノがというか、使い方が悪いというかね。
よく壊れます( ´З`)
まぁ、これに関して言えば自己責任じゃんと言われても仕方ないといえばそうなんだけどね。
汎用性が高い上の悲劇か(笑)
スペック以上の仕事させようと思ったらリスクもあるよということで。
でも、旧モデルはもっと長い期間使ってもこんなつまんない壊れ方してないんだよなぁというのはリアルガチです( ´З`)
あと、これも人それぞれ見解あると思うんだけども。
ワールドシャウラといえばガイドが大きくて少ないゆえにガイド抜けもよくて飛距離もでるっていうガイドセッティングだけども、それゆえにガイドの間隔が広くなってるので横から強い風吹いてるような状況だとラインにたわみが出てガイドに絡まるっていうトラブルが比較的多いような気がする。
これは旧モデルも同じで2831Rだからって訳ではないけど、キャストに気を使うときもあるかなと言う感じ。
投げ方次第ではあるけど。
まとめ
- ミドルクラスプラッギングロッド。
- 2751Rを長くしただけのロッドではない別物。
- 曲がるが張りはある。
- 2751がパワー1なら1.5~1.8くらいの強さ。
- 実用ウエイト5~40g程度。
- 快適ウエイト7~30g程度。
- 快適ウエイト内のルアーの飛距離は最高クラス。
- クロダイ、シーバス、ライトショアジグにはベスト。
- メバルには強すぎるがヘビーカバーではアリ。
- ワームはキャロやスイミング系の釣りはアリ。
- ボトム転がし系は向いてない。
- 少し壊れやすい気がする。
- なぜか売っていない(’22.10月現在)
こんな感じかな。
というか、せっかく書いたしアフィ貼ろうと思ったのに売ってないんだね2831R…2番しか無い(笑)
なんでやろ( ´З`)
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