分解に関してはバラバラになれば適当に外していっても問題ないと思います。
ハンドル周りの取り外し
- #0001 リテーナ
- #0002 固定ボルト
ハンドル固定ナットを外して上から順番に。
- #0191 ハンドル固定ナット
- #0193 ハンドル組
- #0194 スタードラグ
- #0013 座金
- #0017 スタードラグバネ
- #0195 スタードラグ固定ナット
- #0019 スタードラグスペーサー
- #0020 メインギア座金
- #0020 メインギア座金
- #0021 スタードラグベアリング座金
- #0022 SARB(8×12×3.5)
12アンタレスに比べるとリテーナーが取り外しやすくなってる。
ハンドルの形状が特殊なので社外ハンドル直付できるの少ないらしい。
191と195は左ハンドルなので逆ネジです。
本体A周り
- #0231 本体A組
- #0064 固定ボルト(M2.6×6)
- #0088 固定ボルト(M2.6×11)
- #0089 固定ボルト(M2.6×8)
続いて、本体A組から、
- #0024~0027 メカニカルブレーキ一式
- #0032 抜ケ止メ
- #0033 ボールベアリング(5×9×3)
メカニカルブレーキの蓋は特にバラす必要無いので省略。
というか、こいつ自体外す必要無し。
外すとめちゃくちゃ戻しにくい。
ドライブギア周り
軸からスルスルと抜いていくだけ。
各パーツの裏表に注意。
- #0036 ローラークラッチインナーチューブ
- #0034 ドラグ音出シラチェット
- #0037 スタードラグ板
- #0038 スタードラグ座金
- #0232 ドライブギア
- (#0039 ドラグ音出シピン)
- (#0040 ドラグ音出シバネ )
- (#0041 ドラグバネホルダー)
- #0043 スタードラグ座金
- #0044 ストッパーギア
写真では34と37が逆になってますが順番的には34が上に来ます。
カッコ内はドライブギアに付いてるドラグの音出し用の小さなパーツ。
続いてピニオンギアとクラッチヨーク。
これもツルッと抜くだけ。
- #0074 クラッチヨークバネ×2
- #0204 クラッチヨーク
- #0233 ピニオンギア
ドライブギア軸周り
フレームに接続されてる固定ボルト2本外す。
軸下端の固定ボルトも外す。
ちなみにこの部分(200)は左ハンドルなので逆ネジです。
ここEリングじゃなくなってるの地味に嬉しい。
軸の穴に入ってる米粒状のピンも抜く。(必要なら)
- #0049 固定ボルト(M2×4)×2
- #0200 固定ボルト (M2.6×4)
- #0033 ボールベアリング(5×9×3)
- #0050 ドライブギア軸固定板
- #0048 ウォームシャフトギア
- #0199 ドライブギア軸
- #0047 ウォームシャフトギア用ピン
- #0046 ウォームシャフトギア用バネ
クラッチ周り
固定ボルト2本外せば勝手にバラバラに…
パーツ紛失注意。
- #0071 クラッチカム固定ボルト(M2×5)×2
- #0022 SARB(8×12×3.5)
- #0076 クラッチカム押サエ板
- #0205 クラッチカム
- #0206 クラッチツメ
- #0207 クラッチツメバネ
外装
Eリング1つ外すと本体B組が外れます。
- 0061 E型止メ輪1.5
- 0112 ダンパーバネ
- 0218 本体B組
まぁ、B組で注文してもフタしか来ないんだけどね。
で、次はサムレスト。
3ヶ所固定ボルト外すんだけど、ハンドル側の固定ボルトはサムレストとフレームの間に座金が入ってた。
パーツリストのどれかわからないっていうか、出てないやつみたいだけど。
- #0071 固定ボルト(M2×5)×2
- 座金
- #0072 固定ボルトM2×8
- #0202 サムレスト
ネットのパーツリスト71番クラッチカム固定ボルトになってる。
物は一緒になんだろうけど。
で、次はレベルワインドガード。
固定ボルト1本外すだけ。
- 0062 固定ボルト(M2×5)
- 0201 レベルワインドガード
レベルワインド周辺
マイナスドライバーで外すだけ。
Oリング入ってて結構固めなので幅広のマイナス使うのが無難。
- 0065 レベルワインド受ケ
- 0066 座金
- 0067 ウォームシャフトピン
ギア側から引き抜けば抜けてくる。
必要であればギア側のEリング外せば写真のようにバラバラになる。
- #0052 E型止メ輪2×2
- #0053 ウォームシャフトギア
- #0054 座金
- #0055 ウォームシャフトブッシュ
- #0056 ウォームシャフト
- #0059 レベルワインドパイプ
- #0087 座金
- #0060 レベルワインドガイド
- #0069 レベルワインド組(0068 Oリング)
パーツリストにはギアと反対側に座金2枚(57番と58番)書いてあるんだけど自分のには1枚も入ってなかった。
68番のOリングはレベルワインド組から外してない。
これで、一通り。
クラッチプレートとレバーは外す必要無いので外してない。
必要ならレバーの固定ボルト1本外せばバラバラになる。
ここ外すのは半クラ多くなった時かな。
レバーだけ変えるならバラす必要すら無いし。
ケミカル類
ギアグリス
IOSギアグリス、シマノ DG04 ACE-2
摺動部
シマノ DG06 SHIP-0
ドラグワッシャー
シマノ DG01 ACE-0
オイル
IOS-01 PRO、IOS-02 PRO、シマノ ザルスオイルスプレー
ベアリングはABCホビーのメンテナンスセット使ってオイルアップ。
ここから組立開始。
本体ABにベアリング取り付け
地味にこの作業が1、2を争う面倒くささ。
ここのベアリングが抜けないこと抜けないこと。
大嫌い(笑)
ガタツキを抑えるサイレントチューン用のOリング付きベアリング。
とりあえず面倒なのでノーマルのベアリングに変えました。
極端にキャストフィール変わるなら戻すけど、そう変わらんでしょ…
海で使うこと考えると少しでもメンテナンス性高いほうが好ましいので。
このメカニカルブレーキクッソ付けにくい(笑)
慣れの問題もあるとは思うけど。
1度オイル入れるのにハンドル付いたまま外したら戻せない戻せない(笑)
ハンドルなくても付けにくい。
蓋のツメと内側の凹みをあわせて外周のリングを回して付けるんだけも、コツはツメを頼らず感覚で平行にしてリングを回す。
もうちょい付けやすく出来なかったのかね?
今後、すべての機種でこのメカニカル採用されたら鬱…
迂闊にオイルもさせない。
レベルワインド周りの取り付け
レベルワインドパイプとレベルワインドガイドをレベルワインド組に通す。
レベルワインド組は前方に穴が来るようにセットする。
パイプが半パイプじゃなくなって取り付けやすくなった。
でもなんかガッツリ水ぶっかけて洗わないと塩溜まりそうな予感。
ウォームシャフトギア、座金、ウォームシャフトブッシュをウォームシャフトに通して、Eリングで止める。
反対側に座金が入っていいた場合は座金もセット。
フレームにセットしたパイプに差し込んで反対側に座金とEリングで止める。
まだこの状態だとガイドが抜けるので注意。
ドライブギア軸の所で抑える構造みたい。
レベルワインド組にウォームシャフトピン座金を入れて受けをマイナスで締める。
Oリングを外した場合は忘れずに付ける。
クラッチ周りの取り付け
フレームにベアリング、クラッチカム、ツメ、バネを大体の位置に合わせてねじり込むようにしてセットする。
バネは長いほうがフレーム側。
カムの凸がプレートの穴に合わさるようにクラッチを回転させる方向を考えてセットする。
慣れると簡単。
クラッチがハマったらそのまま指で押さえつつ固定ボルトを1本入れる。
押え板をスライドして入れて固定ボルトをとりあえず1本ある程度締め込んでからもう1本もいれて締め込んだほうが作業はやりやすい。
外装の取り付け
レベルワインドガードは固定ボルト1本
手前右側の固定ボルトだけ長い。
奥側(ハンドル側)の固定ボルトはフレームとサムレストの間に座金が入る。
ドライブギア軸周り
バネとピンを軸に入れてギア、固定板、ベアリング、固定ボルトの順に組む。
ギアは裏表あり。
忘れた場合はピンが収まる凹みで判断する。
フレームに固定ボルト2本で取り付ける。
今の型はレベルワインドガイドをここで固定する仕組みになったのね。
抜けそうならこの段階で入れても良いのかも。
ドライブギア、ピニオンギア周り
ストッパーギア、スタードラグ座金、ドライブギア、スタードラグ座金、スタードラグ板、ドラグ音出しラチェット、ローラークラッチインナーチューブの順で重ねて行きます。
スタードラグ座金にはドラググリスを塗ってます。
最近は新品の状態では塗ってないようなのでその辺はお好みで。
滑らす気が無いならいらないかな。
自分は、固着防止、サビ防止も兼ねて塗ってます。
塗る場合は必ずドラグ用のグリスで。
普通のグリス塗るとズルズルになります。
ドライブギアには音出し用のパーツ。
バネホルダー、バネ、ピンの順で。
ここは割と大事なところ。
ラチェットと板の青矢印と赤矢印を合わせないとキレイに収まりません。
ここをしっかりとしてないとあとで本体Aを合わせたときにハマらないとかハンドルの回転が重いとか諸々起こるので注意。
で、ピニオンギアとクラッチヨーク、バネも装着。
ドライブギアとピニオンどっちが先でもいいけど、ピニオンは後のほうが良いかな。
ドライブギアがぶつかったりしてピニオンが斜めになったりすると面倒くさいので。
ドライブギアにグリス塗る際は、ここまで組んでから回転させつつ塗るのが良いかな。
決まりは無いけど均一に余分なグリス塗りすぎないように。
塗るときのおすすめは刷毛とか筆より爪楊枝のほうがホコリとか入りにくいし、グリスの使い分けするときも使い捨てできるので便利。
本体Aの取り付け
固定ボルトは上から順番に時計回りで長、短、中。
軸を回しながら、締め具合、アタリを調整しつつ締める。
ハンドルノブのメンテナンス
純正のノブじゃなく夢屋のノブになってるけど。
構造は同じです。
- 0004 ハンドルキャップ
- 0005 固定ボルト(M2.6×5)
- 0006 ボールベアリング(4×7×2.5)
- 0192 ハンドルノブ
- 0006 ボールベアリング(4×7×2.5)
ハンドル周りの取り付け
ベアリング、細い座金、曲がった座金2枚、スペーサー、固定ナット、バネ、大きい座金の順で軸に取り付ける。
曲がった座金は( )この向きになるように。
で、スタードラグとハンドルを取り付ける。
ここは、1番苦手ポイント(笑)
ガイド付けるとかもうちょい合わせやすくならんもんかね。
最後に、リテーナーと固定ボルト取り付けて完成。
所々、変更点はあるものの基本的な構造は今までのアンタレスと変わらず。
ドラグ音鳴らすための機構が増えたくらいかな。
でも昔のアンタレスに比べると面倒さは増したかな。
若干、クリアランスにシビアになった感じはある。
やりやすくなった部分もあるんだけどね。
海で使う人は頻繁にメンテナンス推奨。
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